goodschooldays’s blog

発達障害があるために学校や日常生活で困っている子ども達を応援するための親の会です。 らっこの会 (東村山 困っている子ども達を応援する親の会)

夏レク! デイキャンプ  〜おねえさんといっしょ〜  2011年8月20日

雨模様の朝、気温も低めで決行するには少し勇気が必要な天候でしたが、らっこKIDSの夏休みイベント「デイキャンプ」に出かけました。行先は西多摩郡奥多摩町川井キャンプ場

総勢22名の中には、ボランティアとして参加してくださった看護学生さんが4名。

前日の説明会では、発達障害について皆さんが持っているイメージを話して頂き、それに対してらっこの会の保護者がコメントをしたり、行政が発行しているパンフレットを見て頂いたり、担当していただく子ども達の特徴をお知らせした上で質疑応答したり、そんな準備をして、翌日朝、東村山駅に集合!

現地に着くと雨はほとんどやんでいて、早めに現地入りしていた車部隊の父母によってタープやテントは設営済み。さらに「かまど」も既に準備OK。素晴らしい!子ども達は大喜びでテントの中へ!

まずは白いガムテープに油性ペンで名前や絵を書いて名札作り。こだわりの人Y君は納得のいく絵がかけず号泣。学生さんも、どうしたらいいのか困り顔。でも、なんとか納得のいくものが出来て、ふと気が付くとみんな既に川の中。

最初は「寒そうだから水には入らない」と言っていた彼も、いつの間にか水着姿になって川にじゃぶじゃぶ。学生さん達も全身ずぶ濡れになって子ども達と一緒にじゃぶじゃぶ。若いお母さんもじゃぶじゃぶ。魚をとったり、ダムを作ったり、大きな岩から飛んでみたり。

BBQ担当の父母達は、かまどの炭に火をつけたり、食材を用意したり、せっせと働きます。

雨が心配だったので食後の予定を早めて、食前のスイカ割り大会。暗闇や目隠しが怖くて仕方ないY君が再び号泣。周りの子ども達が、「目隠ししなくてもいいよ〜」と声をかけてくれて無事参加。目を開けてたけど力みすぎてはずしてしまったY君、顔がゆがんで号泣寸前に。「もう一回やっていいよ〜」とまたしても周りの子ども達の寛容な声に助けられて、無事スイカに命中。やれやれ。

肉や野菜、焼きそばの後、マシュマロを炭であぶって食べたり(おいしい!)、とうもろこしを皮ごと炭で焼いて食べたり(ほんとにおいしい!)、お腹一杯!

日頃引きこもりがちな子も自然の中ではのびのびと遊び、楽しい一日を過ごしました。

帰りは東村山駅で解散。救急用具も用意して臨みましたが、怪我もなく無事に解散場所に戻ってきました。

帰りの電車の中で、1人の学生さんが「こんな言い方をして良いのかわかりませんが、思っていたよりもふつうの子達なんだと思いました。」と感想を話してくれました。この学生さんの場合は、実際彼らと一緒に1日過ごしてみて、彼女が持っていた先入観が裏切られる結果になったようです。もしかしたら、学校での子ども達の様子を見たら、また違った感想を持たれるかもしれませんし、4名の学生さん達それぞれ、感じたことが違っているかもしれません。感じたことは様々だと思いますが、今回子ども達と1日、時間を共に過ごして頂いたことが学生さん達にとって何らかの糧になっていると良いなぁと思います。

デイキャンプは今回が2回目ですが、保護者達にとっては、今回のデイキャンプは前回よりも、父母が気持ちに余裕を持って参加できたのではないかと思います。なぜなら、学生さん達が子ども達を見守ったり、一緒に遊んだりしてくれたから。学生さん達はまだ1年生で、特に発達障害を専門に勉強しているわけではありませんが、子ども達のことを知ろう、子ども達の姿から何かを学ぼうという姿勢でこのイベントに臨んでくれたことが父母達の助けに、そして励みになりました。

看護学生さんが、将来病院などで発達に偏りのある子ども達と(ひょっとしたら大人達とも)接する機会は少なくないと思います。その時に、私達と過ごした時間や、私達が話したことを思い出してくださると嬉しいです。

学生さん達、ありがとうございました。是非また私達の活動を助けてください。そして皆さんにとっても何か糧になるものを持ち帰って頂けたら私達も嬉しいです。