goodschooldays’s blog

発達障害があるために学校や日常生活で困っている子ども達を応援するための親の会です。 らっこの会 (東村山 困っている子ども達を応援する親の会)

講演会報告  「障害とは理解と支援を必要とする個性である」by上野一彦先生

2011年11月3日(祝)東村山市市民センターにて

東京学芸大学名誉教授の上野一彦先生の講演会を行いました。


当日は120名近いご来場者で会場が満席になりました。


11月3日というのは例年あちこちで行事が多い日のようですが、
その中で、この講演会を選んでお越しくださいました皆様に心よりお礼申し上げます。

東村山市民だけでなく、足立区や練馬区戸田市、近隣の所沢市国分寺市府中市などから駆けつけてくださった方々もいらっしゃいました。


広域からのご来場者につきましては、近隣の親の会の皆様、小平市中央公民館の職員の皆様、また、ツイッター、その他の方法で広報にご協力くださいました方々のお力添えによるところが大きく、広報にご協力くださいました多くの皆様にも心より感謝申し上げます。



当日は大変ご多忙のスケジュールを調整して駆けつけてくださいました、

東村山市の渡部尚市長、

森純教育長、

曽我伸清教育部長、

そして講演会開催に当たり、後援の手続きや広報、機材の貸出や調整などで大変お世話になりました、

東村山市教育部学務課の平島課長、時岡課長補佐、大西係長、小山様にも改めてお礼申し上げます。


また、都議会からは谷村孝彦議員、

市議会からは伊藤真一議員、大塚恵美子議員、熊木敏己議員、島崎よう子議員、
島田久仁議員、保延務議員、村山淳子議員、山口みよ議員、山崎秋雄議員、がお越しくださいました(五十音順)。

さらに、鈴木忠文前市議会議員、木原誠二衆議院議員秘書の大熊義昭様もご出席くださいました。


上野先生が予定時間を延長して熱くお話してくださいましたが、
ほとんどの皆様が最後までお話をじっくりお聞きくださいましたことにも重ねてお礼申し上げます。




今年もご来場の皆様にアンケートのご記入をお願いしましたが、その集計結果をご報告します。


アンケートにご回答くださいましたのは91名の方々でした。昨年は62名でしたので、アンケートの回収率が大きく伸びました。



「講演会を知ったきっかけ」

チラシ47%、インターネット(当HP、その他)12%、ツイッター6% (全回答数に対する割合、重複回答あり)


「どのようなお立場でのご参加ですか」

保護者64%、教師10%、保育士10%(全回答数に対する割合、重複回答あり)


「満足度」

全回答が「満足(86名)」で、
その中で「とても満足(72名)」「まあまあ満足(14名)」


頂戴しましたご意見やご感想の中には、上野先生のお話に共感されるものや、新しい学びに感謝されるものなどが目立ちました。

その中で、

「このような講演を学校の先生方に聞いて欲しい」
「具体的な対応策を学べる講座を期待したい」
「託児があると良い」
「教師、医師、当事者の連携が進むような取組みを期待したい」

というご意見も複数頂戴しました。

特に現場の先生方にこのような講演会や講座を聞いて欲しいという声は昨年も複数頂いており、今後も広報に工夫が必要だということを再確認しました。

昨年のように、「チラシを配って頂けなかった学校があった」というような、会としてはかなり落胆を感じるようなことはなかったもようですが、これは教育部の皆様、特に村木尚生統括指導主事のお力添えによるところが大きかったと感謝申し上げております。

数字的には微増ではありますが、教師という立場でのお申込み数も、参加人数も、アンケートご回答者数も、昨年に比べて確実に増加しており、主催者側として、これは喜ばしいことと捉えております。


ご来場の皆様は、それぞれのお立場により、持ち帰られた思いは様々ではなかったかと思いますが、上野先生ご自身のご兄弟への思いや、困っている子ども達への大変強い愛情がこれまでの長いご尽力の基盤にあるものと皆様お感じになられたこととでしょう。教育の流れを変えてゆくという大きく尊いお仕事に長きにわたって取り組まれているその情熱とお力に尊敬の念を感じ、厳しさと優しさの交じったおおらかでユーモラスなお人柄に魅了された方々は少なくないのではと感じます。

特に保護者の立場でご参加の皆様にはうなずけることが実に多かったようです。悩み苦しんでいる保護者の皆様に勇気や希望を持ち帰って頂けましたら私達にとってもそれは大変嬉しいことです。


会場運営につきましては、音響の不備や室温調整、照明調整など、至らないところが多々ございましたが、前回と今回の講演会主催の経験を基に、また来年も皆様と学びの場を共有出来ればと考えております。


ご来場の皆様から、らっこの会のメンバーはたくさんの励ましを頂戴しました。これからも、地域で子ども達を応援するために日々精進を重ねたいと思いを新たにしました。今後も是非応援をお願いいたします。

また、皆さんとご一緒に学ぶことが出来たということだけに満足せずに、子ども達にとって希望が持てる環境を作るためにどうしたらいいか、さらにその先を考える姿勢を忘れず、日々の活動を続けてゆきたいと思っています。


最後になりましたが、今回も助成金の交付だけでなく、様々な助言や学びの場を提供してくださいました社会福祉協議会の職員の皆様にもお礼申し上げます。


第2部の「まめの木」クリニックの相談員さんによる個別相談につきましては、早い時期に定員数に達したため、キャンセル待ちの方々が出ることとなり、悩みを抱えている方々からの需要が潜んでいることを実感しました。ご相談をお受けできなかった皆様にはご希望に添えず申し訳ございませんでした。