goodschooldays’s blog

発達障害があるために学校や日常生活で困っている子ども達を応援するための親の会です。 らっこの会 (東村山 困っている子ども達を応援する親の会)

ボランティアグループ懇談会 学習会 2014年3月29日

2014年3月29日、地域福祉センターにおいて、社会福祉協議会ボランティアグループ懇談会主催の学習会がありました。


発達障害を知ってください」というテーマで、「らっこの会」のメンバーがお話をさせて頂きました。


集中することが難しかったり、こだわりが強かったり、そのため周りからは非常識に見える行動が多くなってしまうことがあるということを、我が子の場合を例として具体的にお話しました。途中途中で、参加者の方々から、かなり積極的にご質問を頂いたり、現役の学校の先生から、子ども達に寄り添ったお考えを発言して頂いたり、密度の濃い時間になりました。


お話を聞いて頂くだけでなく、疑似体験ということで、軍手を二重にはめて折り紙で鶴を折って頂きましたが、作業中ずっと、「もっと早く出来ませんかぁ」「あー、もう出来てる方もいらっしゃいますねぇ」「早くしないと間に合いませんよー」などと、「らっこの会」のメンバーがみなさんを急かすように、たたみかけるように大声で声かけを続けます。これは、頑張っているつもりでも生来の不器用さのために周りと同じペースで課題をこなせない子ども達の悔しい気持ちを疑似体験して頂こうという試みです。


「はい、ストップ」の掛け声の後、一度は手を止めたものの、やっぱり最後までやり遂げたくて、また手を動かす方も複数いらっしゃり、「はいっ、作業はやめましょうねっ」とメンバーからきつめの容赦ない声かけがありました。手を動かしておられた方々には、頑張ってやり遂げたいのに止められてしまう悔しさを体験して頂けたのではないでしょうか。


地域の皆さんが子ども達と接する時に参考にして頂けそうなことについてもお話しました。

○ 声をかける時は否定形ではなく肯定形で。「走るな!」ではなく「歩こうね」

○ 問題行動は禁止するよりも、場所を変えたり興味を別の物に誘導する方が有効。

○ 問題行動の裏には困っていることが。何に困っているのか一緒に考えてみる。


みなさん大変熱心に耳を傾け、たくさんのご質問をしてくださり、予定時間を超過してしまいましたが、今後のそれぞれのご活動の中でお役に立てば幸いです。参加してくださった皆様、また、このような機会を作ってくださいましたボランティア懇談会の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。