goodschooldays’s blog

発達障害があるために学校や日常生活で困っている子ども達を応援するための親の会です。 らっこの会 (東村山 困っている子ども達を応援する親の会)

サポートブック

いよいよ三月、年度末です。


サポートブックを更新しなきゃと思っていらっしゃる保護者の皆さんも多いのではないでしょうか?


「サポートブック」という言葉、知る人は知る、知らない人はまったく知らない物であろうと思いますが、困り感のある子ども達のことを新しい担任の先生や支援者の方々に知っていただくための、「トリセツ(取扱説明書)」のようなものと捉えて良いかと思います。自治体によってはHPからダウンロードできる場合もあります。サポートブックについてあまりご存じない方は、ネットなどで検索をしてみることをお薦めします。


経験豊富な保護者の皆さんのブログやつぶやきなどを拝見して、
「ここんとこ、押さえとこ!」と思った点は、、、


「こわいサポートブックにしない。」


作ってはみたものの、これを先生にこのまま渡したら引かれてしまわないだろうか?と自分に問う冷静さを持つ。


わが子を想う気持ちが先にたち、ついつい盛りだくさんになったり、要求が高くなってしまったり、先生や支援者の立場や知識、スキル、余裕度(クラスの規模など)を無視した内容になってしまっていたり、そういうことは、わが身を振り返ってみても大いにあり得ます。


先輩お母さん方のコメントを拝見しさらに思ったことは、あまり焦らず、新しい担任の先生や支援者の方を少し知ってから、お渡しするものを判断するのが賢明かもしれないということ。早めに担任の先生が分かると良いのですが、始業式にならないと教えていただけないですからねぇ。新学期が始まってしまうと焦りますけどね。先生方が早めにある程度引き継ぎをしておいてくださった時はとても助かりました。こういうご配慮は嬉しいですね。


医師に薦められた教師向けの冊子に多少書き込みをしたものを新しい担任の先生にお渡ししたことがありますが、これは先生には不評でした。翻訳物だったため、日本向けに編集されてはいても、やはり日本の教育現場の現状にしっくりはまらないアドバイスが多かったり、わが子の例に当てはまらないことが多かったり、貴重なお時間を割いて読んでいただくには今一つな内容でした。


お渡しする時に、「参考にならない点も多いのですが、医師に薦められまして」と申し上げましたが、逆の立場なら迷惑ですよね。「せっかく読むんだから参考になるものをくださいよ、おかあさん」と、実は先生はおっしゃりたかったのではないかと思います。


まず本人が助かり、先生も助かり、保護者も安心を感じられるようなサポートブックが作れるよう、皆様、頑張ってみましょう。